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『いまデトックスが求められる理由』 デトックストリートメントの特長と利点

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現代は科学技術や交通手段の発達により利便性が向上しています。その反面、化学物質を取り込む機会の増加や、利便性の向上による運動不足などで、老廃物をため込みやすい生活に傾きやすくなっています。

このような背景から、近年デトックスが注目されています。 TRTA東京リメディアルセラピーアカデミーでは、このデトックスにフォーカスした施術メソッドを学べる「デトックストリートメント2days講座」を開催しております。

そこで、今回ブログでは、「いまデトックスが求められる理由」を起点として、当校で行っている講座であるデトックストリートメントに関する情報を纏めてみました。

目次
①デトックスとは
②いまデトックスが求められる理由
③デトックストリートメントの特長
④トリートメントのメリットの利点

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①デトックスとは

デトックス(detox)は、デトキシフィケーション(detoxification)を略した呼び名で、体内に蓄積した毒素や老廃物などの有害物質を出すことをいいます。その目的は、身体の浄化と再生を促し、健康を改善することにあります。


②いまデトックスが求められる理由

移動手段の利便性向上による運動不足、ストレスフルで多忙な生活、化学物質の増加などにより、現代人は毒素や老廃物が蓄積しやすくなっていることが考えられます。これが、いまデトックスが求められる理由です(以下は詳細)。

1、ヒトの平熱が低下傾向にある
体温が1℃下がると基礎代謝が12~13%落ちるといわれています。そして、新陳代謝が低下し、脂肪やセルライトを溜め込みやすくなり、太りやすくなります。

また、体温の低下に伴い、血流も悪くなります。そうなると体内の病原体を駆除する役割をしている免疫細胞の働きが低下し、風邪をひきやすくなるなど病気にかかりやすくなる可能性があります(がん細胞が増殖しやすい温度が35℃台といわれています)。

▽平熱低下の原因と考えられること
・冷暖房が完備された環境下で過ごすことで、体に本来備わっている体温調節機能が低下する
・エレベーターや車での移動などの便利な生活により、運動量が不足しがち
・多忙な生活により、湯船につかる(体を温める)時間の不足、自律神経の乱れによる体温調節が上手くいかない

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2、有害物質にさらされた生活
科学技術の進化により、人間をとりまく有害物質が昔よりも増えています。以下は、体外および体内にある代表的な有害物質です。

▽代表的な有害物質
【体外にあるもの】
〇大気汚染物質
〇タバコ(煙)
〇残留農薬
〇食品添加物
〇電磁波
【体内にあるもの】
〇乳酸
〇活性酸素
〇過酸化物質
〇フリーラジカル
〇細菌やウイルス


③デトックストリートメントの特長

体に蓄積した老廃物(セルライトやムクミなど)の排泄を促すことを目的としたトリートメントです。 表層から深層の滞りに対して様々なテクニックでアプローチし、リンパや血液の流れを促進していきます。これにより身体の中の老廃物の排泄(デトックス)効果と、ボディラインのスリミング効果が期待できます。むくみ・冷え・代謝不良・便秘・疲労・凝り等に対して有効なトリートメントです。

解剖学に基づきリンパ路や血液の流れに沿って行うオイルマッサージ技法とドライマッサージ技法を組み合わせたトリートメントで、オーストラリアのリメディアルセラピーの学びと臨床、および日本国内での20年以上に及ぶオイルマッサージ臨床によるフィードバックをもとに開発したメソッドです。

▽技術の特長
〇リズミカルで心地よい刺激がある強めのトリートメント (お客様に合わせて無理のない加圧で行います)
〇足先から頭部(顔面を除く)まで行う全身トリートメント(約90分)
〇リンパ節が多く集まり、下肢のリンパの中継地点でもある腹部のマッサージ(巷では“腸セラピー”ともいわれる)もしっかり行う

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④デトックストリートメントの利点

施術を受けた方から、“身体がスッキリ軽くなった”、 “脂肪に効いている感じ”、“服が楽に入るようになった”、“便通が良くなった”などのお声をいただく本トリートメントの利点を以下に纏めました。

〇排泄力アップ
むくみやセルライト/有害物質の蓄積を予防

血流やリンパの流れが悪くなると、身体が水分や脂肪をためこみやすくなります。また、身体に溜まった老廃物がうまく排出されないため、むくみやセルライトができやすくなってしまいます。トリートメントにより、表層から深層まで全身の巡りを良くすることで老廃物の排出を促します。

〇血液リンパ循環が良くなり体温が上がる
代謝アップ、免疫システムの活性化

酸素や栄養素を細胞に届け、また細胞からの老廃物を回収する役割を担う血液循環が悪くなると、代謝が落ちます。血流が悪くなると体温も低下し、それに伴い免疫システムのはたらきも低下します。トリートメントにより、体が温まり、血液リンパ循環が促されることにより、代謝アップと免疫細胞のはたらきの活性化が期待できます。

〇セルライトやムクミにはたらきかける
ボディラインをスリムに整える

一度セルライトが蓄積されると、その周りの血液リンパ循環も阻害されるため、さらにセルライトや脂肪がつきやすくなるという悪循環を引き起こします。トリートメントにより、セルライトやムクミにはたらきかけることで血液リンパ循環の阻害要因をとりのぞき、ボディラインをスリムに整えるサポートをしていきます。また、脂肪燃焼の促進も期待できます。

〇腹部トリートメントにより腸の蠕動運動を促す
腸内の不要物質の排泄促進(お通じがよくなる等)

歩くことが少ないなどの運動不足や、自律神経の乱れにより交感神経のはたらきが優位になりすぎることにより、腸の蠕動運動は停滞するといわれています。一方、副交感神経が優位にはたらいている時は逆に活発になるといわれています。この蠕動運動がしっかり起こっていると、腸内の不要な物質が腸に留まらず押し出されるため、腸内環境が良好に保たれます。トリートメントによるリラックス作用により副交感神経のはたらきを促され、腹部トリートメントによる腸周りの刺激により、腸の蠕動運動が促されることが期待できます。

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本ブログでは、いまデトックスが求められる理由と、当校講座の一つであるデトックストリートメントの特長や利点について解説しました。

体の中にたまっている老廃物を出すデトックスは健康の基本ともいえます。

皮下組織に蓄積した老廃物を物理的な刺激により排泄を促すデトックストリートメントは、デトックスを促す手段の一つとして期待できます。そして、デトックスには定期的な水分摂取やバランスの良い食事、適度な運動や発汗なども重要な要素になります。

是非この機会にデトックスを意識したケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2024年04月30日 12:51

4年ぶりのオーストラリア研修_豪州オイルマッサージ国家資格取得コース

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2024年3月、豪州オイルマッサージ国家資格取得コースの最終過程となるオーストラリア研修を実施しました。

この研修は、豪州オイルマッサージ国家資格(Certificate Ⅳ in massage therapy)の国内履修分(272時間)を修了後、国家資格を取得するための最終過程をオーストラリア政府認定教育機関MSQで(オーストラリアに渡航して)受講するために実施されます。

今回のブログでは、オーストラリア現地での研修の様子や実際の内容など書きたいと思います。

目次
〇 実施の背景
〇 研修の様子
- 1日目
- 2日目
- 3-4日目
- 5日目:ファイナルアセスメント
 

実施の背景

コロナ感染症流行前までは、この研修を毎年3月に行っておりましたが、コロナ禍以降(2020年~2023年)は渡航制限のため実施できずにおりました。今回のスクールとしての開催(スタッフ同行による研修)は約4年ぶりとなります。

3月の開催タイミングで渡航ができない場合は、別の時期に個別で渡航して研修に参加できるシステムになっているため、渡航制限解除後の昨年から今年にかけて既に個別渡航で参加している受講生が何名かおります。

参加した受講生達は研修はもとより、現地の世界観を味わい大きく成長していました。

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30年の歴史あるマッサージスクールのスチューデントクリニックは、近隣の住人の方にもよく知られており、長年利用されている顧客がたくさんいます。マッサージを始めたばかりの学生から経験者の学生まで、様々な受講生がいますが、ゲストはどんな受講生にも温かい激励とフィードバックを下さいます。良いところを褒めてくれ、また改善点も率直に指摘いただけるという貴重な機会です。

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▲オーストラリア政府認定校 MSQ(Massage schools of Queensland)が入居する施設

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▲ MSQの臨床サロンはローカルの老若男女が利用しています

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▲MSQの授業の様子(座学)

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▲MSQの授業の様子(実技)

この経験が、将来プロフェッショナルとして自信をもって活躍していくための礎になります。
 

1日目

現地スクールMSQでのスチューデントクリニック初日。
特に1人目のゲストへの施術は緊張しましたが、2人・3人と施術しながら、徐々に慣れてきました

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2日目

2日目になると現場の雰囲気にも慣れてきて、接客もよりスムーズにできるようになりました。オーストラリアではオイルマッサージを受けることが習慣になっている人も多く、週1回ペースで予約するクライアントさんもいらっしゃいます。またリラクゼーションの大切さを認識されている方も多く(=リラックスするから過剰に働いている交感神経が抑制され副交感神経が働くようになる、この自律神経のバランスが健康維持に不可欠である)、スウェディッシュマッサージなどフローのあるオイルマッサージの人気も高いです。

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3・4日目

1~2日目に引き続き臨床実習。3日目になると、英語での接客も慣れてきました。完璧な英語が喋れなくても、ボディーランゲージを駆使しながらクライアントと楽しくコミュニケーションがとれるようになりました。

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3日目は、学校帰りにベジタリアンデリで食事をテイクアウト、バーレーヘッズのビーチで夕食を楽しみました。その後、サーファーズパラダイスのQ1タワー77階へ。ゴールドコーストの夜景が一望できる展望台で乾杯。前半の実習が終わってほっと一息。つかの間の観光でしたが、4~5日目の臨床実習、そして5日目のファイナルアセスメントに向けて、リフレッシュできたようです。 

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5日目:ファイナルアセスメント(最終実技評価)

これまでスクールで学び練習してきたことを披露し、評価者(アセッサー)からフィードバックをもらう場です(合否のあるテストではありません)。
この過程は卒後に活躍していくためのスタート地点ともいえます。

 

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▲今回のアセッサー(評価者)はMSQのベテランのリメディアルセラピスト:サイモン

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マッサージセラピーは、セラピストの技術と知識、そして感性や強みを総動員して、目の前の顧客に対してベストプラクティスを実践していくものですので、絶対的な正解はありません(※Scope of Practice:職務範囲のなかで禁忌を除く、顧客が満足するものが正解)。


故に60分等の短時間の技術実践や筆記試験だけをみて合否がジャッジされるのではなく、 受講生が取り組んできたワーク(理論や実技の授業への参加、臨床実習、ワークブックの完遂、小論文の作成など)が総合的に評価されて資格が取得できるシステムになっています。
 

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▲オーストラリア政府認定校 MSQ(Massage schools of Queensland)のローナ校長

資格取得はプロフェッショナルとして活躍するためのスタート地点。マッサージセラピーの施術には絶対的な正解がないからこそ、これからも研鑽を続け、顧客により満足いただける施術サービス提供を目指して精進を続けていただきたいと思います。

 

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TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースは、資格を取得することだけが目的ではなく、日本語でオイルマッサージの専門理論と技術を深く理解し、一生モノのスキルと基礎力をつけていくことです。

私共も、国内外どこに行っても通用するセラピストを養成すべく、今後もより良い授業を提供できるようスタッフ・講師一同精進して参りたい所存です。


▽補足説明
※Scope of Practice:職務範囲
オーストラリアのセラピスト教育のなかで重視にされていることの一つに「Scope of Practice:職務範囲」の認識があります。自身が活動する国のルールや法令に基づいて仕事をするというコンプライアンス意識はプロとして不可欠な要素になります。
日本国内においてはセラピストは総務省の定める日本標準産業分類におけるリラクゼーション業/エステティック業(大分類:N 生活関連サービス業,娯楽業)に分類され、職務範囲が「手技を用いて心身の緊張を弛緩させるための施術を行う」となります。医業類似行為(治療的な施術)ができるのは、同産業分類における療術業に分類される資格(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師、大分類:P 医療,福祉)となります。

2024年03月29日 19:00

世界と繋がる学びで未来を変える

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TRTAのスクール指針のひとつに「世界と繋がる」があります。世界と繋がり、多様な視点や価値観を知ることで、人生や仕事における選択肢が増え、可能性が広がります。今回のブログでは、TRTAのこれまでの世界との繋がりや活動について書かせていただきたいと思います。


目次
〇 TRTAが持つ世界との繋がり
〇 世界からTRTA へテクニックを学びに来る理由
〇 グローバルイベントや企業とのタイアップ
〇 これから益々“世界と向き合うこと”が求められる時代
TRTAが持つ世界との繋がり
TRTAは2015年よりオーストラリア政府認定校Massage Schools of Queenslandとの業務提
携により、豪州オイルマッサージ国家資格(Certificate 4 in massage therapy)を取得できる
コースを開催しています。受講生は、オーストラリア研修や、現地ゲスト講師による講座
受講機会、現地で開業しているサロンとの繋がりなどにより、世界と触れるチャンスが得
られます。


▼提携校であるオーストラリア政府認定校のMSQ
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▼国家資格取得コースの受講生が参加したオーストラリア研修の様子
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▼オーストラリアからの求人(Japanese SPA)
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▼現地在住のゲスト講師による講座
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世界からTRTA へテクニックを学びに来る理由

スクールは国内の受講生が学びにこられるだけでなく、海外から学びに来日いただくケースもあます。過去、アメリカ、スペイン、ロシア、香港、タイ、カザフスタンのセラピストがTRTAでボディやフェイシャル技術講座を受講しています。これは講師が20年以上積み重ねた臨床から得られた知見、及び10年以上に及ぶスクール運営の実績による信頼の証でもあります。

▽ロシアのセラピストへの技術研修の様子
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▽カザフスタンのスパ運営企業のセラピスト技術研修の様子
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▽香港のスパ運営企業のセラピスト技術研修の様子
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グローバルイベントや企業とのタイアップ
近年の例を挙げると、昨年2023年12月に東京・有明で行われた世界スケートボーディング選手権において、トップアスリートに向けたオイルマッサージ施術を実施しました。この大会ではスクールの卒業生が主体となって施術に参加し、卒業後の実践的な活躍の場として希少な経験を実現しました。
又、世界170か国以上で展開するブランド企業や世界シェアを誇るスポーツブランドでの施術機会、そしてエクストリームスポーツのイベントなど、今後も一層、世界に触れる機会が広がっていきます。

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これから益々“世界と向き合うこと”が求められる時代
スクールの教育では、国内でも海外でも一線で活躍できるセラピストを育成することを目指しており、多様性をベースとした教育方針を掲げています。日本人の人口減少や移民の増加などにより、今後の日本は国民一人ひとりが世界と向き合うことを必要とされる時代が到来することが予想されます。国土交通省の発表では、2030年には、日本に訪れる外国人観光客数が年間6,000万人(2023年は2300万人)と予想され、さらに年々増加している外国人労働者数が280万人から390万人に増加し、外国人労働者の割合も5%から6%に増加すると試算されています(日本総研の調査による)。

ワークスタイル

故に、私たちは様々な価値観/文化的背景をもつ人々への理解と受容(=多様性)、物怖じせずに柔軟に対応していくことができることが求められます。※外国語を流暢に話せる必要はないと思います(話せるに越したことはありませんが)。
私たちセラピストも、国内のクライアントだけに留まらず施術を必要とする全ての方に最高の技術とおもてなしを提供することができるよう、専門知識や技術の学びだけにとどまらず、世界に目を向け、多様な文化や価値観への理解を深め成長していくことが大切であると思います。
2024年02月29日 19:00

4年ぶりにオーストラリア現地での研修を開催

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TRTAでは、2016年4月より日本国内(日本語)で豪州オイルマッサージ国家資格(Certificate Ⅳ in massage therapy)を取得できるコースを開催しています。

2020年3月までは国内履修分(272時間)を修了後、国家資格を取得するための最終過程を豪州政府認定教育機関MSQで(オーストラリアに渡航して)受講していましたが、コロナ禍以降は渡航制限の影響により、日本国内でのオンライン受講のみとなっていましたが、2024年3月よりオーストラリア現地での研修を再開する運びなりました。前回の開催から4年ぶりとなり、参加予定の受講生達も今から渡航を心待ちにしております。

今回の記事にて、過去に開催したオーストラリア研修の様子をご覧いただけるブログ記事(更新情報を追記)を紹介させていただきます。
バナーをクリックいただきますと研修の様子をご覧いただけます♪

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2023年12月06日 19:00

究極のリラクゼーション手法『スウェディッシュマッサージ』とは

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TRTA東京リメディアルセラピーアカデミーは、オーストラリア政府認定セラピスト(豪州オイルマッサージ国家資格)を日本国内(日本語)で取得できるコースを実施しているスクールです。

同コースの履修科目の一つである「スウェディッシュマッサージ」は、オイルマッサージの基本として世界的に広く知られています。また、その流れるようなストークや心地よいリズムは多くの人を虜にし、“世界一心地が良いマッサージ”とも称されるほどです。

そこで、今回ブログでは、この「スウェディッシュマッサージ」について書いていきたいと思います。

目次
〇 スウェディッシュマッサージとは
〇 スウェディッシュマッサージの成り立ちと普及
〇 スウェディッシュマッサージを受けるメリット
〇 スウェディッシュマッサージを学ぶメリット

スウェディッシュマッサージとは

スウェディッシュマッサージは、スウェーデンのパー・ヘンリック・リン氏(1776-1839)により開発されたマッサージ手法で、一般には穏やで表層部に働きかけるリラクゼーションマッサージの手法として認識されています。軽いタッチのものから中程度~強めのタッチのものまで様々なテクニックが組み込まれています。

主な目的は、心身の緊張を解放し、血液やリンパ液の流れを促進し、筋肉の柔軟性を向上させることにあります。ヨーロッパからの移民によって世界中に伝わり、移民達が定住していく中で広がっていったといわれています。

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スウェディッシュマッサージの成り立ちと普及

リン氏は、医師であり、教育者であり、カウンセラーであり、詩人でもありました。その多種多様な探求分野と活動からルネッサンスの再来とも言われる人物であったといわれています。神学や文学を学んだ後、29歳の時に体の動きを探求するためにフェンシングを学び、フランスの研究者たちと共にギリシャローマ時代の遊技や闘技を研究しました。

彼は、様々な場でこれらの知見を適応させる可能性を見出し、解剖学と生理学に関する授業に出席し医学部を修了しました。これらの学びと研究から生理学とバイオメカニクス(体の動き)に基づく新しい手技を生み出しました。そして、心の平安や癒しをもたらす要素も組み込んだ独自の体操を創り上げました。これが後のスウェディッシュマッサージの基礎となります。

リン氏の取り組みは彼の生前から広く受け入れられ、スウェーデン体操とスウェディッシュマッサージは人々の健康維持に寄与する手段としてヨーロッパに定着しました。特に、その手技が心身のリラックスをもたらすことが注目され支持を得ていました。

彼の死後も、考え方や手技は後継者たちによって受け継がれ、スウェディッシュマッサージは進化し続けました。そして新たな手法や派生的なアプローチも登場しました。エサレンマッサージやバリニーズマッサージなどは、スウェディッシュマッサージから派生したという説があります。

スウェディッシュマッサージはパー・ヘンリック・リン氏の偉大な探究心と貢献によって生み出され、その思想と手技は今なお世界中で愛され続けています。

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スウェディッシュマッサージを受けるメリット
①循環および免疫システムの円滑化

血液循環が促進されることで、体内の栄養供給と老廃物の排除が促進されます。また、筋肉を動かすことでリンパの流れも促されます。これにより毒素を洗い流す役割を担うリンパ系が刺激されます。免疫システムを担っているリンパ系の滞りが解消されることで、生体防御機構(病原体や異常細胞を排除するしくみ)がスムーズにはたらき、それにより健康な状態の維持が期待できます。
 

②ストレスホルモンの減少⁠=不安や憂鬱な気分を解消⁠

適度な圧力で直接的に皮膚に触れて行うスウェディッシュマッサージは神経組織を刺激します。皮膚や皮下組織に存在する感覚受容器(神経組織の一部)は、マッサージによる刺激(圧力・振動・温度など)を感じると脳にその情報を送ります。情報を受けとった脳は、身体に様々な指令を出します。その一つに、エンドルフィン、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンなど(これらの物質は、痛みの軽減・精神の安定・幸福感・気分の高揚などの作用をもたらすことが知られている)の放出指令があるといわれています。これらの物質が放出されると、ストレスホルモンであるコルチゾールとアドレナリン等が減少し始めるといわれています。
 

③筋肉の柔軟性と関節の可動性の向上

スウェディッシュマッサージの様々な手技を組み合わせて行うことで、緊張により凝り固まった身体をリラックスさせます。それにより関節の可動性の向上が期待できます。また、適度な揉みほぐしを行うことで、筋肉を温め柔軟にし、軽度のコリや癒着を開放します。
※重度のコリや癒着がある場合は、他のタイプのマッサージ(ディープティシューマッサージ等)が適しています。
 

④筋肉の疲労回復を早める

運動後の回復プロセスにマッサージを組み込むことにより、運動によって引き起こされる炎症が軽減され、細胞の修復が促進されるため、疲労回復までにかかる時間が短縮されます。
 

スウェディッシュマッサージを学ぶメリット

スウェディッシュマッサージを学ぶことは、施術者に次のような利点をもたらします。

施術をする側も心地が良く癒されるマッサージ

スウェディッシュマッサージの流れるようなマッサージフローの実践は、まるで穏やかなダンスを踊っているような感覚を覚えます。施術者自身も身体の力を抜いてリラックスして行うことができるので、受け手にとってだけでなく実践側にとっても癒しになります。

スウェディッシュマッサージのクラスでは、理論やテクニックだけでなく、身体に負担のない施術姿勢を学んでいきます。自己流などで特定の部位に負担がかかる施術を続けていると、知らず知らずのうちにセラピストの身体に負荷が蓄積し、それがやがて故障へと繋がります。クラスで効率的な身体の使い方を身に着けることで、より長く健康的に仕事を続けることができることができるようになるでしょう。
 

顧客満足度向上→顧客定着につながる

スウェディッシュマッサージの穏やかで優雅なストロークと多彩な手技は、顧客に癒しや楽しみを提供することができるため、施術サービスにおける顧客満足度向上に繋がります。スウェディッシュマッサージ単体でのメニューだけでなく、整体・鍼灸・ストレッチ等の施術に組み合わせることで顧客獲得や顧客定着に貢献できると思います。
 

オイルマッサージ基礎からリラクゼーション応用まで身に着けられる

スウェディッシュマッサージコースでは、基礎編(18時間)でオイルマッサージ技術の基本を身に着け、適度な圧加減で表層~中層の筋肉をリラックスさせる全身トリートメントを学びます。技術だけでなく、セラピストの施術時の姿勢や身体の使い方、タオルの巻き方、オイル塗布方法、触れ方など、高品質なオイルマッサージを実践するために必要なエッセンスも合わせて学びます。

応用編(12時間)では、多彩なテクニックと穏やかなストレッチワークを組み合わせたスウェディッシュマッサージ技術により、頭部から足先まで、適度な圧加減と心地よいリズムでほぐし、血液リンパの流れ・自律神経系のバランスを整え、心身を深いリラクゼーションへと導く全身トリートメントを学びます。

スウェディッシュマッサージ

基礎編でオイルマッサージの基礎を身に着けることができ、応用編ではリラクゼーションオイルマッサージの多彩なトリートメント手法を習得することができます。

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以上が「スウェディッシューマッサージ」についての紹介でした。TRTAでは、このスウェディッシュマッサージを習得できるコースを定期開催しております。

≫ スウェディッシュマッサージコース

 

2023年11月30日 19:00

新たなキャリアに向かって着実に前進するための5つのポイント

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前回(2023年9月)のオフィシャルブログでは、異業種からセラピスト転身を考える背景・そのアドバンテージ・セラピストに転身するためのステップについて書きました。

▼2023年9月:オフィシャルブログ 「異業種からセラピストに転身する選択肢」
(画像をクリックいただくとブログをご覧いただけます)
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異業種からセラピストを目指す新たな挑戦は、自分を高め成長する機会となります。その過程では、当然ながら成功も失敗もありますが、その全てを受け入れることが「自己成長につながる学び」となります。

今回ブログでは、前回のブログの続編として、学びをスタートしてから最後まで継続してやり切り、新たなキャリアに向かって着実に前進するためのポイントを纏めてみました。

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新たなキャリアに向かって着実に前進するための5つのポイント

1 : 今できることから直ぐに始める

人生は様々なイベントが次から次へと起こりますので、出来るときにやっておかないと、どんどん時間だけが経過します。また、すべての環境が完璧に揃うことはまずないので「現状で何から始められるか」を考えて直ぐに行動に移すことが新たなキャリアに向って前進させていくために必要なスタンスであると思います。特にマッサージセラピーの技術は、熟練させる期間が必要で、高い技術レベルで実践できるようになるまでは一定期間の実務経験も必要です。故に、思い立ったときを学び始めるタイミングとしてとらえ、今の自分にできることからやり始めて、長期的な視点をもって将来に備えていくことが大切であると思います。

2 : 学びを継続する環境と仕組づくり

自己管理型のオンライン学習においては、多くの受講者は受け始めたコースを最後までやり遂げられないといわれています。通学などがなく完全に自己管理で行う学習システムには自制心と勤勉さが必要になりますが、スマートフォンの通知・会議の数など気を散らす存在が多い現代においては、一人で続けるのは特に難しいことだと思います。故に学びを継続するには、「意識を上げる」などの精神論だけではなく、「環境」と「仕組み」をつくることが重要になります。

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▽環境づくりの例
●自宅は誘惑が多い→スクールの授業が終わってからカフェに立ち寄ってノートを纏める
●すぐに楽な方に逃げてしまう→周りに宣言をして逃げられない状況をつくる
●意志が弱い→勉強仲間をつくってアポイントをとって一緒に勉強をする

▽仕組みづくりの例
●1時間勉強すると決めても気が重くなってできない→1ページだけ読む・10分だけ勉強してみる
●現在のライフスタイルの中で本やオーディオブックで学べる時間を探す→習慣化する

3 : 早い成果を期待しすぎない

何かを極めていこうと思えば、相応の時間を要します。早い成果を期待するほど、途中でスムーズにいかなかったときに挫折しやすくなります。良い意味でのんびり気長に構えて、トライ&エラーを楽しむ気持ちで臨むと良いでしょう。

4 : 準備期間を大切にする

セラピストの働き方は多様です。社員・パートタイム・業務委託・自宅開業・テナント開業と、様々なスタイルがあります。企業に属する良さ・独立の良さ等、それぞれ良さがありますが、重要なのは「自分にあった働き方」を見出すことです。そのためにも、準備期間中に自己としっかり向き合い、自分の適性にあった働き方を考える時間を持つことが大切です。

5 : 習得後に習練を重ねる

顧客が満足する技術を実践できるようになるには、常に学ぶ姿勢と練習時間を確保する意識が大切です。マッサージセラピーの技術は、筋トレや楽器の演奏と同様に、休んでしまうと訛ってしまいますので、特にセラピストの仕事に就く前の準備期間中は、練習時間をつくる意識が大切になります。また、前述の通り、人間はマインドや精神論だけでは継続して行動することができませんので、自分にあった環境づくりと仕組みづくりをすることも重要です。
 

・・・・・・・

TRTAの学びでは、オイルマッサージの技術や理論だけでなく、セラピストとして世に貢献し生きていく社会人としての成長を目指していくことができます。

異業種からセラピストへの転身は大きな決断ですが、自己成長の機会であり、人生の新たな可能性を切り拓くチャンスでもあります。

人生は一度切り。自分の心に正直に、自分らしい道を歩んでいけるといいですね。それではまた次回のブログでお会いしましょう。
 

2023年10月31日 19:00

異業種からセラピストに転身する選択肢

セラピスト 選択肢

当スクールの受講生のセラピスト経験/未経験の割合を見てみると、約半数がオイルマッサージを初めて学ぶ方で、様々なバックグラウンドを持った方々がいます。

そこで、今回ブログでは、
-異業種からセラピスト転身を考える背景
-そのアドバンテージ
-セラピストに転身するためのステップ
について触れていきます。
 

なぜ異業種からセラピストに転身したいのか?


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異業種からセラピスト転身を目指す受講生の多くは、内なる想いとして「人々の心と体を癒すお手伝いをしたい」「自分自身がマッサージを受けて、その良さを体験したからこそ、人にもその喜びを提供してきたいと思った」「自分がカラダの不具合に向き合うことの大切さを実感したから、それをもっと伝えていきたい」等という使命感を持たれています。

≪TRTAではじめてオイルマッサージを学ぶ方の実例≫
・会社員(一般事務、IT・エンジニア、人事、マーケティング、銀行員、秘書、飲食・サービス)
・公務員(公安職員、教員、役所勤務)
・主婦/パートタイム勤務
・医療関連(看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、歯科衛生士、介護福祉士)
・健康関連(ピラティス/ヨガインストラクター、トレーナー、ストレッチ施術者)
・美容関連(美容師、理容師、エステティシャン)
 

異業種からセラピストに転身するアドバンテージ

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異業種での経験は、セラピストとして働くうえで非常に役立つことがあります。過去に携わってきた業界での、顧客とのコミュニケーションスキルや仕事をする上での忍耐力、人間関係の構築力などが、セラピスト転身後の土台となったという方も多くいらっしゃいます。

セラピストとして活躍するためには、専門知識やスキルだけでなく、上述のようなビジネススキルも必要です。そのスキルを異業種で既に鍛えてきているということは、転身後に大きなアドバンテージになります。

これらのビジネススキルとともに、新たな人生のフィールドを拡げていくためのスキル習得の一つとしてセラピスト(アロマセラピー・マッサージセラピー・ビューティーセラピー)が注目されています。
 

異業種からセラピストに転身するためのアクション:ファーストステップ


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→ 必要な資格やスキルを習得するための教育機関を探す

スクール選びをする前に、まずは業界や資格の全体像を把握することが大切です(地図全体が見えるから目的地にスムーズに到達できるようなイメージです)。

そして、自分はどの領域で・どのようなカスタマーに・どのようなサービスを提供していくセラピストになりたいのかをイメージし、それに必要な知識やスキルは何なのかを明らかにすることも大切です。それにより「何をどのくらい学べばよいのか」「必要な時間数や期間」も明確になります。もし、イメージできない場合は、興味がある分野から学び始めて、学びながらイメージをつくっていくことも良いでしょう。

学びの時間軸、目指す目標やライフスタイル、個々人の特性によって変わってきますので、まずは自己分析をし、自分に合いそうなスクールをいくつか選んでみることから始めるとよいでしょう。

プロセラピストとしての基礎学力はプロとして活躍するためになくてはならない土台になりますので、長期的な視点をもって学びのプランを立てることも大切です。
 

異業種からセラピストに転身するためのアクション:セカンドステップ

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→ 経済的な側面と生計を立てるための計画

異業種からの転職は、経済的な側面を考慮する必要があります。セラピストになるためには、一時的な収入の見直しやスタートアップコストを覚悟する必要があるかもしれません。
これらの課題にどのように対処し、どのように生計を立てていくかを検討していくことが大切です。

▽スキル習得後の多様な進路
・金融機関勤務 → ホテルスパ勤務
・主婦 → サロン勤務
・公務員 → 自宅サロン開業
・メーカー → フリーランスセラピスト
・看護師 → 看護師の仕事を週2回・セラピスト週3回
・飲食店オーナー → サロンオーナー
・メーカー勤務 → 所属企業の許諾を得て、副業でセラピストとして活動

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異業種からのセラピスト転身は勇気がいる一歩かもしれません。しかし、チャレンジしなかったことを後々になって後悔するだろうと思ったら、人生は一度きりですので、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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TRTAが提供するオイルマッサージの学びは、過去の経験やご年齢、職種など分け隔てなく、いつからでも学べる環境があります。

それは、当校がオーストラリア政府認定校MSQ(Massage schools of Queensland)との提携によって、オーストラリアの文化にある「多様性」をベースとした教育方針を取り入れている背景があるからです。オーストラリア教育を通じて人生の新たなフィールドを切り拓くお手伝いができれば幸甚です。

次回のブログでは「新たなキャリアに向かって着実に前進するための5つのポイント」について書いていきます。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

2023年09月06日 19:00

【オーストラリアからMSQ校長が来日】国家資格取得コース最終実技評価の様子

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TRTAでは2021年より、オーストラリア国家資格(Certificate 4 in Massage Therapy)取得コースの最終過程(救急講習+臨床実習30時間+Final assessment最終技術評価)をオーストラリアMSQ/救急講習スクールとオンラインで繋ぎ、日本国内で実施しております。

2023年6月現在では、オーストラリア現地で最終過程を受講することも可能となっているため、「オーストラリアへ渡航して提携校MSQで受講」または「オンライン/日本国内で受講」のいずれかを選択して受講することができます。

今回のブログでは、2023年5月23日に開催した最終課程(実技評価+救急講習実技)を写真を交えて紹介いたします。当校提携オーストラリア政府認定教育機関MSQ のローナ校長が来日し、受講生の実技を評価していただいた貴重な一日となりました。


》豪州オイルマッサージ国家資格取得コース概要

オイルマッサージ 国家資格

▲オーストラリア政府認定校 MSQ(Massage schools of Queensland)のローナ校長

スウェディッシュマッサージ

▲当日の進め方などブリーフィングをするローナ校長(左)と通訳を担当いただいたKAZUさん(右)

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▲施術実践の様子:タオルワーク

リメディアルセラピー
▲施術実践の様子:母指を使ったトリガーポイントリリース

リメディアルセラピー
▲施術実践の様子:下腿三頭筋へのアプローチ

オイルマッサージ 国家資格
▲施術実践の様子:深層筋にアプローチするディープティシューテクニック

オイルマッサージ スクール
▲テクニックの正確性、施術の組み立て、マナー、時間管理などを総合的に評価します

オイルトリートメント 国家資格
▲施術実践の様子:脊柱起立筋にアプローチするディープティシューテクニック



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▲施術実践の様子:胸鎖乳突筋をリリースする様子

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▲最終実技の総評とフィードバックの様子



TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースの狙いは、資格を取ることだけが目的ではなく、母語(日本語)で専門理論と技術を深く理解し、骨太の基礎力をつけていくことです。

国内外どこに行っても通用するプロフェッショナルを養成すべく、今後もより良い授業を提供できるようにスタッフ・講師一同精進して参りたい所存です。

2023年05月31日 19:00

【深部にアプローチする施術】ディープティシューマッサージとは

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TRTA東京リメディアルセラピーアカデミーは、オーストラリア政府認定セラピスト(豪州オイルマッサージ国家資格)を日本国内(日本語)で取得できるコースを実施しているスクールです。同コースの履修科目の一つである「ディープティシューマッサージ」は、深部組織にアプローチできるマッサージとして世界的に広く知られています。日本国内においても、その認知は徐々に高まっています。

そこで、今回のブログでは、この「ディープティシューマッサージ」について書いていきたいと思います。

目次
〇 ディープティシューマッサージとは
〇 施術実践時に必要な知識
〇 ディープティシューマッサージの歴史
〇 ディープティシューマッサージの身体への恩恵
〇 ディープティシューマッサージを学ぶメリット
 
ディープティシューマッサージとは
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“ディープティシューマッサージ(Deep Tissue Massage)”を日本語に訳すと「深部組織マッサージ」となり、ゆっくりとした深い圧を用いて、筋肉の内層や結合組織にはたらきかける施術方法を指します。

筋肉に対して様々なテクニックを使ってアプローチすることにより、慢性的な筋緊張や痛みの緩和・筋肉の柔軟性向上・関節可動域制限の軽減・血液/リンパ循環促進などの効果が期待できます。故に、筋肉の不具合から起こる問題(肩コリ、首コリ、痛み、筋肉のアンバランスから起こるボディーラインの崩れ、筋肉疲労など)の解消や予防ができる施術として人気があります。また、スポーツ後の筋組織の回復にも効果的であることから、スポーツ後のコンディショニングや怪我予防としても活用されています。
 
施術実践時に必要な知識
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ディープティシューマッサージ施術の実践において、基礎解剖学の知識が必要です。深部組織には表面からは見えない複雑な構造があるため、これらを理解していないと、施術中に誤った箇所を圧迫して損傷させてしまう可能性があるからです。また、施術ができないお客様を判断するためにも禁忌や注意事項を認識しておく必要があります。そして、ディープティシューマッサージは筋肉にアプローチをする施術であるため、施術実践において「骨格と筋肉の場所を把握し、正確に触れることができること」も必要です。これができないと筋骨格系に対して正確にアプローチをすることができないからです。

 
ディープティシューマッサージの歴史

ディープティシューマッサージの起源については諸説あります。その一つに古代ギリシャやエジプト・ファラオの時代から実践されてきたという説があります。そして、これらは1800年代後半に北米大陸に持ち込まれたといわれています。ディープティッシューマッサージの専門性が、北米大陸に持ち込まれた後に確立されたか否かは証明することは不可能ですが、1940年代にカナダのマッサージ/理学療法士であるテレーズ・フリマー氏によって体系化され、療法として実践されたことが現代に普及しているディープティッシューマッサージの始まりであると言われています。今現在この説が有力であると考えられます。

ディープティシューマッサージ_歴史

その後、1900年代半ばに、スポーツマッサージセラピストのジャック・マーガー氏を中心に、スポーツ現場でディープティシューテクニックが広まり、スポーツマッサージの一形態としてアメリカで人気を博しました。マーガー氏は、筋肉の緊張を和らげ、回復を促進するためにディープティシューマッサージを使用したことで知られており、特に筋肉の緊張をほぐしてパフォーマンスを向上させようとするアスリートの間で支持されました。

そして、時が経つにつれて、ディープティシューマッサージは、慢性的な痛み・怪我・ストレスなど、様々な不具合に対する効果的な療法として広く認識されるようになりました。

何世紀にも渡ってディープティシューマッサージは進化を続け、世界中の多くの施術者やセラピストによって洗練されてきました。そして現代では、マッサージセラピーの世界で広く普及し実践されている施術法の一つとして認知されています。

 
ディープティシューマッサージの身体への恩恵

➀筋緊張を和らげる
▽それにより期待できること
・ストレスの軽減
・可動域制限の軽減
・痛みの軽減

②筋肉のアンバランスを解消
▽それにより期待できること
・ボディーラインが美しく整う
・特定の筋肉への過度な負荷が減少する

③血液やリンパ循環の促進
▽それにより期待できること
・スムーズな疲労回復
・全体的な健康状態の改善
・免疫システムの活性化

 
ディープティシューマッサージを学ぶメリット

ディープティシューマッサージを学ぶことは、施術者に次のようないくつかの利点をもたらします。

1、身体に負担なく深い圧を入れることができる施術姿勢の習得
ディープティシューマッサージのクラスでは、理論やテクニックだけでなく、正しい身体の使い方を学んでいきます。 昨今は、深い加圧を好む顧客が増えていますが、正しい施術姿勢を身に着けずに、力まかせの施術や特定の部位に負担がかかる施術を続けていると、知らず知らずのうちにセラピストの身体に負荷が蓄積し、それが故障リスクに繋がります。ディープティシューマッサージのクラスで正しい施術姿勢を学び、無理なく深い加圧を入れることができる身体の使い方を身に着けることで、より長く健康的に仕事を続けることができることができるでしょう。

2、顧客獲得・リピーター獲得につながる
ディープティッシューマッサージは、“物足りなさのないオイルマッサージ”であるため、深い加圧を好む顧客から需要の高い施術です。このスキルを習得し、顧客のニーズを満たす施術を提供することで、顧客満足度を向上させることができリピーター獲得と顧客維持率向上に繋がるでしょう。 専門的な開発: ディープ ティッシュ マッサージを学ぶには、解剖学と生理学をより深く理解する必要があります。

3、施術者にとってもやりがいのある施術
ディープティシューマッサージをマスターすると、肩こりや腰痛など慢性的な不具合を持つ顧客の役に立つことができ喜ばれるため、施術者にとってもやりがいがある施術であると思います。  

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以上が「ディープティシューマッサージ」についての紹介でした。この施術方法は、深い圧で筋肉の内層や結合組織にアプローチし、様々な効果が期待できることから、治療院、スポーツ現場、整体/リラクゼーション/エステティックサロンなど、様々な場で活用されています。TRTAでは、このディープティシューマッサージを習得できるコースを定期開催しております。

≫ ディープティシューマッサージコース

 
2023年03月31日 18:00

アカデミー開校10周年記念催事

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TRTA 東京リメディアルセラピーアカデミーは2012年4月に東京都港区麻布十番で開校し、昨年で10年が経過しました。

私共は、オーストラリアのマッサージセラピーとその教育や文化の素晴らしさに魅せられ、10年以上(スクール開講前から含め約15年)にわたり、教育カリキュラムの研究を続けてきました。

10周年の節目に、近年の豪州国家資格受講生・卒業生・関係者を招待し「TRTA 10th anniversary party」と題した記念催事を実施しました。

当日は、オーストラリアの提携校である政府認定教育機関MSQ(massage schools of Queensland)の校長やTRTA講師陣からのメッセージ、そして受講生からも多くのお祝いをいただきました。

以下の画像は、2023年2/23@麻布十番で行われた記念催事の様子です。
 

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▲TRTAの提携校(MSQ/massage schools of Queensland)校長のRhonaからのオンラインメッセージ

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▲MSQ校長のメッセージを真剣な眼差しで聴く受講生

人は教育により物の見方や視点が変わり、可能性も広がります。 今まで解決できなかった問題が解決できるようになったり、今までは難しく思っていたことが発想の転換で楽に考えらえるようになったりと、良い教育は人の心や思考をブレークスルーさせることができると信じています。

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▲TRTA代表の渡辺万里子より参加者へメッセージ

特に、これからの時代は一人ひとりが「自分の頭で考えられること」が求められます。また正解のない・激動の時代において、自分らしく心豊かに生きるためには「自分にとっての正解を確立していくことができる自分軸」がますます必要になってきます。

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▲ノベルティに同封されたセラピストの心得が書かれたメッセージカード

私共は「骨太の基礎力を身に着け、セラピストとしてのブレない軸を構築すること」が、セラピストという仕事で生きていく方々の幸せにつながると考え、スクールで提供するカリキュラムにもこの部分を構築していくことができるよう、常に試行錯誤しています。そんな背景から、今回のパーティーでもセラピストの心得として「Self-awareness 自己認識」「Self-management 自分を労わること」の大切さを代表よりお話しさせていただきました。

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前述の「セラピストとしてのブレない軸」を構築するには、まずは自己理解が必要です。自分自身に意識を向ける時間をつくり、自己の状態(感情、価値観、強み・弱みなど)を理解することで、自分に合った生き方・仕事の仕方を構築していくことができます。多様な学び(様々な科目/講師から学ぶ・他の受講生と共に学ぶ等)と施術経験を積みながら、自分と向き合う時間もしっかりとることで、セラピストとしての軸が確立されてくると思います。これはセラピストとして末永く活躍し続けるために必要なことです。

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▲歓談で用意されたケータリング


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オーストラリアのマッサージセラピー教育を通じて一人でも多くの方の幸せに貢献することをミッションに、セラピストという仕事を通じて物心ともに幸せな人生を送れる人が一人でも増えるよう、これからも授業内容・指導方法・提供サービスについて、常に改善意識と問題意識をもって取り組んで参りたい所存です。

 

2023年02月28日 15:00

東京リメディアルセラピーアカデミー

03-6453-7644
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店舗名

【 TRTA 】 東京リメディアルセラピーアカデミー

事業名

株式会社 WATANABE BEAUTY

住所

〒106-0045 東京都港区麻布十番2-4-15 イラーレ麻布十番ビル5F

Address

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