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異業種からセラピストに転身する選択肢

セラピスト 選択肢

当スクールの受講生のセラピスト経験/未経験の割合を見てみると、約半数がオイルマッサージを初めて学ぶ方で、様々なバックグラウンドを持った方々がいます。

そこで、今回ブログでは、
-異業種からセラピスト転身を考える背景
-そのアドバンテージ
-セラピストに転身するためのステップ
について触れていきます。
 

なぜ異業種からセラピストに転身したいのか?


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異業種からセラピスト転身を目指す受講生の多くは、内なる想いとして「人々の心と体を癒すお手伝いをしたい」「自分自身がマッサージを受けて、その良さを体験したからこそ、人にもその喜びを提供してきたいと思った」「自分がカラダの不具合に向き合うことの大切さを実感したから、それをもっと伝えていきたい」等という使命感を持たれています。

≪TRTAではじめてオイルマッサージを学ぶ方の実例≫
・会社員(一般事務、IT・エンジニア、人事、マーケティング、銀行員、秘書、飲食・サービス)
・公務員(公安職員、教員、役所勤務)
・主婦/パートタイム勤務
・医療関連(看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、歯科衛生士、介護福祉士)
・健康関連(ピラティス/ヨガインストラクター、トレーナー、ストレッチ施術者)
・美容関連(美容師、理容師、エステティシャン)
 

異業種からセラピストに転身するアドバンテージ

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異業種での経験は、セラピストとして働くうえで非常に役立つことがあります。過去に携わってきた業界での、顧客とのコミュニケーションスキルや仕事をする上での忍耐力、人間関係の構築力などが、セラピスト転身後の土台となったという方も多くいらっしゃいます。

セラピストとして活躍するためには、専門知識やスキルだけでなく、上述のようなビジネススキルも必要です。そのスキルを異業種で既に鍛えてきているということは、転身後に大きなアドバンテージになります。

これらのビジネススキルとともに、新たな人生のフィールドを拡げていくためのスキル習得の一つとしてセラピスト(アロマセラピー・マッサージセラピー・ビューティーセラピー)が注目されています。
 

異業種からセラピストに転身するためのアクション:ファーストステップ


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→ 必要な資格やスキルを習得するための教育機関を探す

スクール選びをする前に、まずは業界や資格の全体像を把握することが大切です(地図全体が見えるから目的地にスムーズに到達できるようなイメージです)。

そして、自分はどの領域で・どのようなカスタマーに・どのようなサービスを提供していくセラピストになりたいのかをイメージし、それに必要な知識やスキルは何なのかを明らかにすることも大切です。それにより「何をどのくらい学べばよいのか」「必要な時間数や期間」も明確になります。もし、イメージできない場合は、興味がある分野から学び始めて、学びながらイメージをつくっていくことも良いでしょう。

学びの時間軸、目指す目標やライフスタイル、個々人の特性によって変わってきますので、まずは自己分析をし、自分に合いそうなスクールをいくつか選んでみることから始めるとよいでしょう。

プロセラピストとしての基礎学力はプロとして活躍するためになくてはならない土台になりますので、長期的な視点をもって学びのプランを立てることも大切です。
 

異業種からセラピストに転身するためのアクション:セカンドステップ

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→ 経済的な側面と生計を立てるための計画

異業種からの転職は、経済的な側面を考慮する必要があります。セラピストになるためには、一時的な収入の見直しやスタートアップコストを覚悟する必要があるかもしれません。
これらの課題にどのように対処し、どのように生計を立てていくかを検討していくことが大切です。

▽スキル習得後の多様な進路
・金融機関勤務 → ホテルスパ勤務
・主婦 → サロン勤務
・公務員 → 自宅サロン開業
・メーカー → フリーランスセラピスト
・看護師 → 看護師の仕事を週2回・セラピスト週3回
・飲食店オーナー → サロンオーナー
・メーカー勤務 → 所属企業の許諾を得て、副業でセラピストとして活動

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異業種からのセラピスト転身は勇気がいる一歩かもしれません。しかし、チャレンジしなかったことを後々になって後悔するだろうと思ったら、人生は一度きりですので、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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TRTAが提供するオイルマッサージの学びは、過去の経験やご年齢、職種など分け隔てなく、いつからでも学べる環境があります。

それは、当校がオーストラリア政府認定校MSQ(Massage schools of Queensland)との提携によって、オーストラリアの文化にある「多様性」をベースとした教育方針を取り入れている背景があるからです。オーストラリア教育を通じて人生の新たなフィールドを切り拓くお手伝いができれば幸甚です。

次回のブログでは「新たなキャリアに向かって着実に前進するための5つのポイント」について書いていきます。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

2023年09月06日 19:00

【オーストラリアからMSQ校長が来日】国家資格取得コース最終実技評価の様子

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TRTAでは2021年より、オーストラリア国家資格(Certificate 4 in Massage Therapy)取得コースの最終過程(救急講習+臨床実習30時間+Final assessment最終技術評価)をオーストラリアMSQ/救急講習スクールとオンラインで繋ぎ、日本国内で実施しております。

2023年6月現在では、オーストラリア現地で最終過程を受講することも可能となっているため、「オーストラリアへ渡航して提携校MSQで受講」または「オンライン/日本国内で受講」のいずれかを選択して受講することができます。

今回のブログでは、2023年5月23日に開催した最終課程(実技評価+救急講習実技)を写真を交えて紹介いたします。当校提携オーストラリア政府認定教育機関MSQ のローナ校長が来日し、受講生の実技を評価していただいた貴重な一日となりました。


》豪州オイルマッサージ国家資格取得コース概要

オイルマッサージ 国家資格

▲オーストラリア政府認定校 MSQ(Massage schools of Queensland)のローナ校長

スウェディッシュマッサージ

▲当日の進め方などブリーフィングをするローナ校長(左)と通訳を担当いただいたKAZUさん(右)

オイルマッサージ 国家資格
▲施術実践の様子:タオルワーク

リメディアルセラピー
▲施術実践の様子:母指を使ったトリガーポイントリリース

リメディアルセラピー
▲施術実践の様子:下腿三頭筋へのアプローチ

オイルマッサージ 国家資格
▲施術実践の様子:深層筋にアプローチするディープティシューテクニック

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▲テクニックの正確性、施術の組み立て、マナー、時間管理などを総合的に評価します

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▲施術実践の様子:脊柱起立筋にアプローチするディープティシューテクニック



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▲施術実践の様子:胸鎖乳突筋をリリースする様子

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▲最終実技の総評とフィードバックの様子



TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースの狙いは、資格を取ることだけが目的ではなく、母語(日本語)で専門理論と技術を深く理解し、骨太の基礎力をつけていくことです。

国内外どこに行っても通用するプロフェッショナルを養成すべく、今後もより良い授業を提供できるようにスタッフ・講師一同精進して参りたい所存です。

2023年05月31日 19:00

【深部にアプローチする施術】ディープティシューマッサージとは

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TRTA東京リメディアルセラピーアカデミーは、オーストラリア政府認定セラピスト(豪州オイルマッサージ国家資格)を日本国内(日本語)で取得できるコースを実施しているスクールです。同コースの履修科目の一つである「ディープティシューマッサージ」は、深部組織にアプローチできるマッサージとして世界的に広く知られています。日本国内においても、その認知は徐々に高まっています。

そこで、今回のブログでは、この「ディープティシューマッサージ」について書いていきたいと思います。

目次
〇 ディープティシューマッサージとは
〇 施術実践時に必要な知識
〇 ディープティシューマッサージの歴史
〇 ディープティシューマッサージの身体への恩恵
〇 ディープティシューマッサージを学ぶメリット
 
ディープティシューマッサージとは
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“ディープティシューマッサージ(Deep Tissue Massage)”を日本語に訳すと「深部組織マッサージ」となり、ゆっくりとした深い圧を用いて、筋肉の内層や結合組織にはたらきかける施術方法を指します。

筋肉に対して様々なテクニックを使ってアプローチすることにより、慢性的な筋緊張や痛みの緩和・筋肉の柔軟性向上・関節可動域制限の軽減・血液/リンパ循環促進などの効果が期待できます。故に、筋肉の不具合から起こる問題(肩コリ、首コリ、痛み、筋肉のアンバランスから起こるボディーラインの崩れ、筋肉疲労など)の解消や予防ができる施術として人気があります。また、スポーツ後の筋組織の回復にも効果的であることから、スポーツ後のコンディショニングや怪我予防としても活用されています。
 
施術実践時に必要な知識
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ディープティシューマッサージ施術の実践において、基礎解剖学の知識が必要です。深部組織には表面からは見えない複雑な構造があるため、これらを理解していないと、施術中に誤った箇所を圧迫して損傷させてしまう可能性があるからです。また、施術ができないお客様を判断するためにも禁忌や注意事項を認識しておく必要があります。そして、ディープティシューマッサージは筋肉にアプローチをする施術であるため、施術実践において「骨格と筋肉の場所を把握し、正確に触れることができること」も必要です。これができないと筋骨格系に対して正確にアプローチをすることができないからです。

 
ディープティシューマッサージの歴史

ディープティシューマッサージの起源については諸説あります。その一つに古代ギリシャやエジプト・ファラオの時代から実践されてきたという説があります。そして、これらは1800年代後半に北米大陸に持ち込まれたといわれています。ディープティッシューマッサージの専門性が、北米大陸に持ち込まれた後に確立されたか否かは証明することは不可能ですが、1940年代にカナダのマッサージ/理学療法士であるテレーズ・フリマー氏によって体系化され、療法として実践されたことが現代に普及しているディープティッシューマッサージの始まりであると言われています。今現在この説が有力であると考えられます。

ディープティシューマッサージ_歴史

その後、1900年代半ばに、スポーツマッサージセラピストのジャック・マーガー氏を中心に、スポーツ現場でディープティシューテクニックが広まり、スポーツマッサージの一形態としてアメリカで人気を博しました。マーガー氏は、筋肉の緊張を和らげ、回復を促進するためにディープティシューマッサージを使用したことで知られており、特に筋肉の緊張をほぐしてパフォーマンスを向上させようとするアスリートの間で支持されました。

そして、時が経つにつれて、ディープティシューマッサージは、慢性的な痛み・怪我・ストレスなど、様々な不具合に対する効果的な療法として広く認識されるようになりました。

何世紀にも渡ってディープティシューマッサージは進化を続け、世界中の多くの施術者やセラピストによって洗練されてきました。そして現代では、マッサージセラピーの世界で広く普及し実践されている施術法の一つとして認知されています。

 
ディープティシューマッサージの身体への恩恵

➀筋緊張を和らげる
▽それにより期待できること
・ストレスの軽減
・可動域制限の軽減
・痛みの軽減

②筋肉のアンバランスを解消
▽それにより期待できること
・ボディーラインが美しく整う
・特定の筋肉への過度な負荷が減少する

③血液やリンパ循環の促進
▽それにより期待できること
・スムーズな疲労回復
・全体的な健康状態の改善
・免疫システムの活性化

 
ディープティシューマッサージを学ぶメリット

ディープティシューマッサージを学ぶことは、施術者に次のようないくつかの利点をもたらします。

1、身体に負担なく深い圧を入れることができる施術姿勢の習得
ディープティシューマッサージのクラスでは、理論やテクニックだけでなく、正しい身体の使い方を学んでいきます。 昨今は、深い加圧を好む顧客が増えていますが、正しい施術姿勢を身に着けずに、力まかせの施術や特定の部位に負担がかかる施術を続けていると、知らず知らずのうちにセラピストの身体に負荷が蓄積し、それが故障リスクに繋がります。ディープティシューマッサージのクラスで正しい施術姿勢を学び、無理なく深い加圧を入れることができる身体の使い方を身に着けることで、より長く健康的に仕事を続けることができることができるでしょう。

2、顧客獲得・リピーター獲得につながる
ディープティッシューマッサージは、“物足りなさのないオイルマッサージ”であるため、深い加圧を好む顧客から需要の高い施術です。このスキルを習得し、顧客のニーズを満たす施術を提供することで、顧客満足度を向上させることができリピーター獲得と顧客維持率向上に繋がるでしょう。 専門的な開発: ディープ ティッシュ マッサージを学ぶには、解剖学と生理学をより深く理解する必要があります。

3、施術者にとってもやりがいのある施術
ディープティシューマッサージをマスターすると、肩こりや腰痛など慢性的な不具合を持つ顧客の役に立つことができ喜ばれるため、施術者にとってもやりがいがある施術であると思います。  

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以上が「ディープティシューマッサージ」についての紹介でした。この施術方法は、深い圧で筋肉の内層や結合組織にアプローチし、様々な効果が期待できることから、治療院、スポーツ現場、整体/リラクゼーション/エステティックサロンなど、様々な場で活用されています。TRTAでは、このディープティシューマッサージを習得できるコースを定期開催しております。

≫ ディープティシューマッサージコース

 
2023年03月31日 18:00

アカデミー開校10周年記念催事

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TRTA 東京リメディアルセラピーアカデミーは2012年4月に東京都港区麻布十番で開校し、昨年で10年が経過しました。

私共は、オーストラリアのマッサージセラピーとその教育や文化の素晴らしさに魅せられ、10年以上(スクール開講前から含め約15年)にわたり、教育カリキュラムの研究を続けてきました。

10周年の節目に、近年の豪州国家資格受講生・卒業生・関係者を招待し「TRTA 10th anniversary party」と題した記念催事を実施しました。

当日は、オーストラリアの提携校である政府認定教育機関MSQ(massage schools of Queensland)の校長やTRTA講師陣からのメッセージ、そして受講生からも多くのお祝いをいただきました。

以下の画像は、2023年2/23@麻布十番で行われた記念催事の様子です。
 

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▲TRTAの提携校(MSQ/massage schools of Queensland)校長のRhonaからのオンラインメッセージ

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▲MSQ校長のメッセージを真剣な眼差しで聴く受講生

人は教育により物の見方や視点が変わり、可能性も広がります。 今まで解決できなかった問題が解決できるようになったり、今までは難しく思っていたことが発想の転換で楽に考えらえるようになったりと、良い教育は人の心や思考をブレークスルーさせることができると信じています。

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▲TRTA代表の渡辺万里子より参加者へメッセージ

特に、これからの時代は一人ひとりが「自分の頭で考えられること」が求められます。また正解のない・激動の時代において、自分らしく心豊かに生きるためには「自分にとっての正解を確立していくことができる自分軸」がますます必要になってきます。

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▲ノベルティに同封されたセラピストの心得が書かれたメッセージカード

私共は「骨太の基礎力を身に着け、セラピストとしてのブレない軸を構築すること」が、セラピストという仕事で生きていく方々の幸せにつながると考え、スクールで提供するカリキュラムにもこの部分を構築していくことができるよう、常に試行錯誤しています。そんな背景から、今回のパーティーでもセラピストの心得として「Self-awareness 自己認識」「Self-management 自分を労わること」の大切さを代表よりお話しさせていただきました。

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前述の「セラピストとしてのブレない軸」を構築するには、まずは自己理解が必要です。自分自身に意識を向ける時間をつくり、自己の状態(感情、価値観、強み・弱みなど)を理解することで、自分に合った生き方・仕事の仕方を構築していくことができます。多様な学び(様々な科目/講師から学ぶ・他の受講生と共に学ぶ等)と施術経験を積みながら、自分と向き合う時間もしっかりとることで、セラピストとしての軸が確立されてくると思います。これはセラピストとして末永く活躍し続けるために必要なことです。

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▲歓談で用意されたケータリング


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オーストラリアのマッサージセラピー教育を通じて一人でも多くの方の幸せに貢献することをミッションに、セラピストという仕事を通じて物心ともに幸せな人生を送れる人が一人でも増えるよう、これからも授業内容・指導方法・提供サービスについて、常に改善意識と問題意識をもって取り組んで参りたい所存です。

 

2023年02月28日 15:00

【実例紹介】時代に即した柔軟な通学方法

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現在、TRTAでは以下2つのコースから選択して受講することが可能です。

➀プロのセラピストに必要な理論と技術を体系的に学べる「豪州オイルマッサージ国家資格取得コース」
➁いま習得が必要な科目のみを選択して学ぶ「単科選択コース」

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今回のブログでは、当校を受講された方の実例を基にした「時代に即した柔軟な通学方法」」について書きたいと思います。
 

未経験者と経験者の受講割合

時期によって多少異なりますが、平均的に半数が未経験者、半数がセラピスト経験者になります。未経験者は異業種(IT、金融、不動産、サービス、飲食、、など)でお勤めの方や主婦/主夫の方、スポーツ業界(ヨガ・ピラティス・トレーニング)、医療従事者(看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師)など様々です。経験者は、現役のセラピスト、整体師、エステティシャンや、復職をめざす過去の経験者も含まれます。

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通学で懸念される環境や状況

 受講生の声を聴くと、受講したいけれど現実の状況を考えた際に通学面で懸念されることがあったそうです。まずは環境面を見てみると「今の住居が遠方(スクールまで在来線で通うことができないエリア)であること。」、次にお仕事や家庭環境を見てみると「通学できる頻度が少ないため、予定していた受講日に通えない状況が発生する不安があること。」などが挙げられます。

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柔軟な通学方法で懸念や不安をクリアすることができる

実は懸念や不安は、スクールとの個別相談によって解決できることが多くあります。
 
○遠方在住のため一定期間で集中して学びたい
まとまった期間(1~2週間程度)を年数回に分けて通学する「上京コース」と、3か月集中で東京に滞在して通学する「短期集中コース」いうプランがあります。過去には北海道、東北、関西、九州の方がこの通学制度を利用し卒業されました。単科の方は短期集中クラスが年間で複数回開催されているため、その日程で受講することができます。
○繁忙期など通学しにくい時期がある
もし、予定の日程に通学できない日がある場合は、年間で複数回の開催日に振替授業として参加することができます(振替手数料等なし)。又、授業時間についてもスクールや講師との相談によって、通学時間を遅らせたり、帰宅を早めたりすることも可能です。
 
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ライフスタイルを変えずに受講できる

土日または平日に通学、上京・短期集中で通学と、個々の状況に合わせて通学方法を設定できるため、今お勤めの仕事環境や家庭環境を変えずに受講することができます。

【豪州オイルマッサージ国家資格取得コース】
●土日通学クラス・・・週末に開催されるスケジュールに受講
●平日通学クラス・・・平日に開催されるスケジュールに受講
●上京クラス・・・1~2週間程度×3~10回上京し受講
●短期集中クラス・・・約3か月間集中的に受講
※受講できない日程は、別日の開催スケジュールに振替が可能
※平日・土日を混合した受講日程を組むことも可能
 
【単科選択コース】
●通学クラス・・・開催されている日程を選択し、受講します
●短期集中クラス・・・2日~10日間の短期間で習得します
※受講できない日程は、別日の開催スケジュールに振替が可能
※単科選択コースは、受講した科目が国家資格コースへ編入を希望される際に免除科目となります。
 
▼工夫した通学方法がご覧いただけます
受講生・卒業生インタビュー
 
 

人生の選択肢(可能性)を拡げるための大切な学び


オイルマッサージを学ばれる方の背景や目的は様々です。「技術力を高めてリピーター客を増やしたい」「確かな知識と技術、そして資格を取得して信頼性を高めたい」「国内外での起業・開業のため」「副業・兼業から将来に備えるため」「サロンやホテルスパへ就職・転職のため」など様々です。
また、卒業後の進路も「サロン/ホテルスパへ就職/転職」「週3回:セラピスト・週2回:看護師として働く」「企業の社員ケアをするセラピストとして従事」「自宅サロンを開業」「起業」「レンタルサロンを活用した副業」などがありますが、これら以外にも多種多様な働き方が存在します。

当校の教育カリキュラムはオーストラリア政府認定の国家資格として世界基準の教育水準を満たしており、その高い信頼性とレベルにより将来は各分野での選択肢が拡がります。

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2023年01月31日 18:00

【画像で見る】国家資格取得コースの最終実技評価の様子

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TRTAでは2021年より、オーストラリア国家資格(Certificate 4 in Massage Therapy)取得コースの最終過程(救急講習+臨床実習30時間+Final assessment最終技術評価)をオーストラリアMSQ/救急講習スクールとオンラインで繋ぎ実施しております。

※2022年12月現在:オーストラリア現地で最終過程を受講することも可能となっています。
最終課程を「オーストラリアへ渡航して提携校MSQで受講」または「オンライン/日本国内で受講」のいずれかを選択することができます。

以下の画像は、2022年11/23にTRTAで行われたオンラインでの最終実技評価の実施の様子です。


》豪州オイルマッサージ国家資格取得コース概要


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▲定点カメラを設置し技術をオンラインで評価

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▲当日の進め方などブリーフィングの様子

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▲クライアントに対して姿勢評価後の施術説明

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▲評価対象となるタオルの捲り方(ドレーピング)

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▲施術は受講生同士の相モデルで実施

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▲細かい手元の動きを確認するMSQ講師

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▲腕部へのスウェディッシュマッサージ

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▲臀部へのディープティッシューマッサージ

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▲大菱形筋へのトリガーポイント療法

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▲最終実技全体のフィードバックを受ける受講生

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▲技術について質問をする受講生


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▲実技評価後に実施されるファーストエイド(救急法)もオンラインで実施

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▲AED(自動体外式除細動器)をマネキンを利用して使い方を練習する様子


TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースの狙いは、資格を取ることだけが目的ではなく、母語(日本語)で専門理論と技術を深く理解し、骨太の基礎力をつけていくことです。

国内外どこに行っても通用するプロフェッショナルを養成すべく、今後も、より良い授業や研修を提供できるようにスタッフ・講師一同精進して参りたい所存です。

2022年12月28日 15:00

オーストラリア研修での多様な経験と世界観

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TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースは専門理論科目・実技科目・実務系科目・臨床実習(日本国内での履修=272時間、オーストラリア研修=40時間)で構成されたプログラムです。
※2022年11月現在、オーストラリア研修は「日本国内/オンラインで受講」or「オーストラリアで受講」のいずれかを選択することができるようになっております。

》豪州オイルマッサージ国家資格取得コース概要

今回のブログでは、豪州政府認定教育機関MSQ(Massage schools of Queensland)で実施されたオーストラリア研修の様子や、そこで得られる多様な経験、そしてグローバルなマッサージセラピー教育の世界観についてお伝えしたいと思います。

▼Massage Schools of Queensland(以下MSQ)は1988年に設立された歴史あるマッサージ専門学校です。(所在地:オーストラリア, クイーンズランド州ゴールドコースト)
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オーストラリア研修と滞在スケジュール

2022年11月現在、豪州オイルマッサージ国家資格取得コース国内履修分を修了し、豪州政府認定教育機関MSQで(オーストラリアに渡航して)オーストラリア研修を受ける場合は、以下のスケジュールイメージ(過去例)になります。

受講生の中には研修前後で滞在を伸ばし、プライベートも含め各々の目的に沿った行動計画を立てています。
オーストラリア研修≫※現地集合/現地解散
・「臨床実習(30時間)」 ⇒ 学んだ知識と技術を実際にお客様に提供し経験を積むための実習
・「救急法(7時間)」⇒オーストラリア政府指定のファーストエイド(救急法)を学びます 
・「ファイナルアセスメント(3時間)」 ⇒コース全体を通じて習得した技術の評価を受けます
実施日
・MSQの開催スケジュールに受講する(年間1回程度開催)
※国内(オンライン)開催=年間2回程度開催(春・秋)
所要日数
・10日間(土日を挟む/移動日含む)
※10日間の滞在が難しい場合は、渡航を2回に分けて参加することも可能です。
(例: 1回目の渡航:救急&臨床実習(3日間)、2回目の渡航:臨床実習&ファイナルアセスメント4日間など)
受講内容
・「臨床実習30時間」「ファイナルアセスメント3時間」「救急法7時間」を7日間で受講
アクセス
・成田空港発→ゴールドコースト空港着(平均渡航時間:8時間40分程度)→空港から車/バスで豪州政府認定教育機関MSQへ移動(約30分)
※上記は成田空港発の例ですが、乗り継ぎも含めた場合は国内各地からの出発が可能です

 

オーストラリア研修で得られる多様な経験

 

① 臨床実習(30時間)    


▼施術前のコミュニケーションとお客様の状態を記録するためのクライアントシート
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▼担当するクライアントを施術ルームへご案内
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▼現地のお客様に対し施術を行っている様子とそのお客様からいただくフィードバックシート
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② ファーストエイド(救急法) 7時間
 

▼オーストラリア政府が定める救急法の基礎を学びます。
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オーストラリアのマッサージセラピストは、救急法の講習を毎年受けることが必須となっています。



③ ファイナルアセスメント(最終実技評価) 3時間

最終実技評価は、日本国内のカリキュラムを履修して身に着けた技術を披露し、フィードバックをもらう場です(合否のあるテストではありません)。

▼政府認定校の講師が施術を評価しフィードバックします。
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 マッサージセラピーに正解はありません。セラピストはカリキュラムを通じて身に着けた多数のテクニックの中を、理論と感性をもって取捨選択して組み立てていきますので、セラピストによって実践する施術内容が変わります。

下記は、当時技術評価を担当いただいたMSQの創業者/School principalのLena Crawfordさんよりいただいたレビューです。
 
『 The teaching is absolutely first class. After the assessing students, I found everything was fantastic. Personal presentation are confidence and problem solving with outstanding. I was totally blown away with the high-quality teaching. 』

歴史ある政府認定のマッサージセラピスト専門校の創業者や学校長からいただける言葉は非常に自信につながります。

 

日本国内(母語)で授業内容を深く理解し、海外の国家資格を習得する

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オーストラリア研修は英語で行いますが、日本国内履修分の科目の中で接客英語や基本的な専門用語(英語)、英語が苦手な場合の接客対応方法なども学べるため、渡航前に現地での実習のイメージを持つことができます。「英語が苦手」という方もスムーズに研修に参加することができます。

TRTAの豪州オイルマッサージ国家資格(CertificateⅣ㏌Massage Therapy)取得コースの狙いは、資格を取ることだけが目的ではなく、母語(日本語)で専門理論と技術を深く理解し、骨太の基礎力をつけていくことです。

国内外どこに行っても通用するプロフェッショナルを養成すべく、今後も、より良い授業や研修を提供できるようにスタッフ・講師一同精進して参りたい所存です。

 
2022年10月31日 20:00

令和時代のセラピストの多様な働き方

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TRTAでは年間を通じて、これからセラピストを目指す方や現役セラピストにも役立つ知識として、オンライン無料セミナーを開催しています。 コンセプトとして、セラピストの「資格」「働き方」「ライフシフト」「キャリア」など、様々な視点から構成されており、参加された方からは多くの質問や体験談、これからの課題などを聞くことができます。

今回のブログでは、そのセミナーコンセプトの中からセラピストの「働き方」と、その実現に必要な「自己研鑽」にフォーカスして書きたいと思います。

 

●現存するセラピストの働き方

世界でもホスピタリティ産業のカテゴリーに位置するセラピスト業は、様々な働き方が存在しています。セラピストとして、どの働き方が傾向として多いなど、個々の目的や環境によって違いがあるため一概にはいえませんが、特徴を見てみると大きく4つのタイプに区分されていることが分かります。
【ホスピタリティ産業】 広義では観光・教育・健康産業・関連事業を示しています

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▼副業・兼業
働き方の例:デイタイム(日中)は専従/専業を持ち、その仕事以外の時間を利用し、セラピストワークを行う。
現場環境:シェアサロン、スパ・サロン(既存店との個人契約でベッドを利用/パートタイム就労契約)、自宅の一室、訪問・出張など

▼就職・転職
働き方の例:専従としてスパやサロンなどの組織に属し、社員又は個人事業主のセラピストとして働く。
現場環境:リラクゼーションサロンやホテルスパ、エステサロンなど

▼独立開業(サロン営業のための家賃発生あり)
働き方の例:サロンの経営に専念、もしくはオーナーセラピストとして現場に立って、店舗又は事業を運営する。
現場環境:テナント(サロン可能な賃貸物件)、又は物件をローンで購入

▼プライベートサロン(自宅等、サロン営業のための家賃追加発生なし)
働き方の例:主にオーナーセラピストとして、スパ・サロンを運営する。又は家族のためのケアとして行う。
現場環境:ご自宅やマンションの一室/ご自身でデザインした空間、自己保有物件など


※上記は、あくまでも実例をもとにした参照例です。タイプの中間に位置するものや上記に記載していない働き方もありますので、予めご了承ください。

 

●セラピストとしてのキャリア形成

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●キャリア形成とは

従来は「社内の仕事に必要なスキルを取得していくこと」を言いましたが、現代においては「5年後10年後、どのように働いていたいか」をイメージし、その理想に近づくために「今どんな経験を積み、どんなスキルを取得すればよいのか?」を考えることがキャリア形成の考え方となります。
 

●セラピストとしてのキャリア形成

未経験者であれば何から始めればよいか、経験者であれば今ある能力をどう活かし向上させれば(変化させれば)よいかはを真剣に考えるところだと思います。しかし、現実の体験談や現場の話を聴くと、日々の忙しさや仕事に追われ、自身のキャリア形成に対しての視野が狭まりがちになってしまうこともあるようです。

以下はセラピストとして前述の働き方を実現するためのキャリア形成の例となります。

 

〇会社に属してキャリア形成をする

➀セラピスト業に専念 施術に専念することで技術力を磨く

➁セラピスト+マネジメント
 施術業にプラスして、人材育成・計数管理・採用などに携わることで、ビジネススキルも磨く

③セラピスト+インストラクション
 施術業にプラスして、社内における技術指導に携わることで、インストラクションスキルも磨く

 

〇副業をしながらキャリア形成をする

➀異業種で正社員 + 週末セラピスト
 平日は異業種の仕事をし、週末にパートタイムでセラピストをして技術力を磨く経験を積む
 異業種でビジネススキルを磨くことは、セラピストとして独立開業する際に役に立ちます。
(注意)所属会社へ許可をとったうえで副業をすることが大切です。信頼関係を失い本業を失ったら元も子もありません。

 

〇兼業をしながらキャリア形成をする

➀週に2~3回パートタイムで仕事 + 週2~3回セラピスト
 他の仕事とセラピストの仕事を半々で行い経験を積む
例)週2~3回看護師の仕事、週2~3回セラピストの仕事

当校の2022年2月のオフィシャルブログ「LIFE SHIFT(ライフシフト)について考える」では、これからの時代、エスカレーターのような「直線の人生」ではなく、様々なことを経験しながらオリジナルの人生をクリエイトする「マルチステージの人生」の内容を書きましたので、参考としてご覧ください。 https://trta-jp.org/blog_articles/20220203.html

 

● 世界で働き方が変化し始めている

令和の年号になって3年半が経とうとしている今、日本は国家をあげて働き方に変化をもたらしています。政府と労働界、産業界のトップが主導となり働き方改革(大企業 2019年4月、中小企業 2020年4月から)が施行され、「長時間労働の是正」や「柔軟な働き方がしやすい環境整備」など9つの分野の指針が公開されています。今では、メディアや公的施策を通じて、少しずつ目に見える形で動き出しています。

これからの社会は、働く人に置かれた事情に応じて、多様な働き方が選択できる時代です。そして成長と分配の好循環が構築され、働く一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようなる未来を目指しています。


▼先進国の多様な働き方
〇イギリス「圧縮労働時間制」:1日の労働時間を延ばす代わりに週の労働日数を少なくできる制度。
〇アメリカ「フレキシブルワーク」:完全成果制の印象があるアメリカ。在宅勤務など働く場所や、労働時間も完全自由という制度

〇オランダ「時間貯蓄制度」:残業や休日出勤など所定外の労働時間を貯蓄し、後日有給休暇などに振り替えて利用できる制度
〇フランスの給与制度「日曜勤務の給与は平日の倍」:日曜出勤で給与が平日の倍になるなど、高待遇な制度


※上記は企業の全てで取り入れられているわけではありません。実施後に法改正等で変更となっている場合もあります。
 

● 理想の働き方を実現するために研鑽を重ねる

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前述のように多様な働き方が可能になるこれからの社会では、セラピストにとっても選択肢がさらに広がります。実際に当校の受講生からも業界や業種を問わず、多くのアイデアからイノベーションが生まれ、新しい働き方を実現しています。

日本では終身雇用の崩壊や価値観の多様化などの社会的背景から、個人の能力・スキルなど無形資産を備える時代に入っています。100年時代を生き抜く準備として、軸がぶれない教養を身につける、そして自己研鑽を重ねることで、常に変化の時代にも対応できると考えています。

【自己研鑽】主体的に学び、スキルや専門知識を深めること

TRTAは、これからもマッサージセラピー教育を通じて受講生の「人生の可能性を拡げる」ことに貢献していく所存です。引き続きよろしくお願いいたします。


【オンライン無料セミナー情報】
申込受付中:セラピストの資格と仕事  10/18(火) 19:30~開催
https://trta-jp.org/seminar_qualifications_work.html


 

参考サイト・書籍
[1]厚生労働省 働き方改革 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
●日本人が知らない世界標準の働き方 - PHP研究所(2021年出版)
●フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか  - ポプラ社(2020年出版)
2022年09月30日 20:00

オーストラリアのマッサージ文化と健康意識

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TRTA 東京リメディアルセラピーアカデミーは、オーストラリア政府認定教育機関 MSQ(Massage Schools of Queensland)と2015年より提携し、日本国内でオーストラリアのオイルマッサージ国家資格が取得できるコースを開催しております。

コースでは、専門理論や技術だけでなく、オーストラリアの文化や国民の健康意識・価値観にふれる機会もありますが、参加される受講生の多くは、異文化や異なる価値観から新たな視点を得て、自身の健康増進や仕事/ライフスタイルの発展に役立てているようです。

そこで今回のブログでは、「オーストラリアと日本のマッサージ文化の違い」についてお伝えしたいと思います。
 

●マッサージ文化が根付いているオーストラリア

世界有数の自然療法大国として知られるオーストラリアでは、老若男女問わずマッサージセラピーを習慣的に受ける文化があります。それは社会制度と国民の健康意識が関係しています。

まず社会制度について、オーストラリアでは国民健康保険と民間医療保険(任意加入)が存在し、各保険は政府の指針によって適用される範囲が定められています。その中でマッサージセラピーの保険適用は民間保険となり、心身の不調和/不具合の解消や怪我の治療などで利用されます。

民間医療保険は年間の利用限度額が限られており(例えば、各種療法の保険適用限度額600ドル/年、等)、また保険に加入していない場合は保険適用による施術を受けることはできません。しかし、そういった自然療法が利用できる民間医療保険制度が社会の制度としてあることが、国民の健康意識や予防的にマッサージを受ける意識向上の後押しになっているのは確かです。

そして健康意識については、スポーツ大国であることを背景に、怪我や不具合が起きる前にカラダのメンテナンスやコンディションを整えるといった健康意識を持つ方が多く、自分自身のカラダを守るために習慣的にマッサージセラピーを受けるという発想がベースにあります。その発想は保険を利用しない場合でも同様です。

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●日本国内におけるマッサージセラピー利用者の傾向


それでは日本における同じ分野はどうでしょうか。 国内では医療類似行為として厚生労働省が所轄している整骨院や鍼灸院で有国家資格者が施術を行います。利用する場面は、怪我や故障が発生してから通院するといった流れで、保険の適用には予防という概念は殆どありません。又、民間のサロンや整体院は、リラクゼーションを目的として疲弊したカラダをリラックスしたい、カラダの〇〇(部位)がつらいなど、多くの方は発生事後に行動します。利用者はどちらかというと「辛くなってからマッサージを受ける」という方がまだ多いようです。

昨今、日本国内のヘルスケア領域においても「予防」や「未病」といった言葉が認識されつつあり、以前に比べると予防的にマッサージを受ける人も増えてきていますが、諸外国に比べると相対的に健康に対する予防意識がまだまだ低いのが現状です。
 

●健康意識が高い人ほど能動的にマッサージセラピーを受ける


各国大使館があり多くの外国人が居住する港区麻布十番のリラクゼーションサロンでお客様の利用傾向を聞く機会がありました。今では、そのお店の全体の利用者の約4~5割は外国人だそうで、その多くの方がカラダのコンディションを整えることや予防としてのメンテンナンスを目的としているそうです。また、マッサージを受ける姿勢も能動的で、当日の身体の状況に則した施術内容を担当セラピストに具体的にリクエストする人も多いとのことです。また施術中にもセラピストに対して技術のフィードバックをするそうです。セラピスト任せで施術を受けるのではなく、クライアント自身も施術に参加する姿勢は、普段から自分の身体や健康と向き合う意識が高いことの現れだと思います。

一方で、日本人の控えめな国民性から、お店側に気を使って施術に対する要望があっても口にしないというケースもあるかと思います。そういった観点から考えると、日本人のお客様に施術サービスを提供するセラピストは、お客様がフィードバックをしやすい雰囲気づくりやコミュニケーションを図ることも意識していきたい点だと思います。
 

●日本国内でマッサージセラピー領域に従事する際に意識していきたいこと


前述のように、日本国内における健康予防意識は高まってはいるものの、諸外国に比べると全体的に受け身/後手です。マッサージセラピー領域に従事するセラピストも、こういった国内外の状況を踏まえて、お客様にわかりやすく身体や健康に関する情報をお伝えしていくなど、健康/予防に関する教育をしていく意識を持つことも大切であると考えます。自分の健康に対して、主体的に取り組む人が増えると健康で元気な人がもっと増えて、社会がより明るくなると思います。

私たちはオーストラリアのマッサージセラピー教育を提供するなかで、技術や専門理論の指導だけに留まらず、社会における私たちの役割も常に考えています。これからも、教育を通じて社会への貢献に精進して参ります。引き続きどうぞよろしくおねがいいたします。


 

2022年08月31日 18:00

『リメディアルマッサージ』とは

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TRTA 東京リメディアルセラピーアカデミーは麻布十番で開校し、今年で10年目を迎えています。長くスクール運営をする中でご受講を検討いただく方から「リメディアルマッサージとは何ですか?」というご質問を多くいただいておりました。

そこで今回のブログでは、自然療法大国オーストラリアで国民的マッサージのように普及している「リメディアルマッサージ」について詳しくお伝えしたいと思います。

 

リメディアルマッサージとは


リメディアルマッサージは、オーストラリアで民間医療保険の適用が認められたトリートメントです。本国では、広範な評価技術解剖学的知識によりクライアントの状態やニーズに合わせて多種の施術テクニック都度オーダーメイドしていく“セラピューティック・ディープティシューマッサージ”(=療法的な深部組織マッサージ)として普及し、筋骨格系の不具合解消やケガの治療に活用されています。

オイルマッサージならではの心地よさの中に、身体の不具合解消に効果的なテクニックが取り入れられた、整体のようなオイルマッサーともいえます。

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リメディアルマッサージと同じ性質を持った療法


リメディアルマッサージは、クライアントの身体を評価して行うトリートメントです。この「身体を評価して施術を行う」という流れは、フィジオセラピー(理学療法)・オステオパシー・カイロプラクティックなどにも共通します[1]。

これらは、一つの決まったカタチのトリートメントではなく、クライアントの身体の状態に応じて実施する技術を変化させるため、クライアントによって選択するテクニックが変わってきますし、施術を行うセラピストによっても特色が出ます。

病気の治療に例えると、ある不具合がある患者さんが、ドクターXとドクターYの2人のドクターを受診しました。ドクターXは○○という治療方針を出しましたが、ドクターYは▲▲という治療方針を出しました。同じ患者でもドクターによって治療方針が違うことは日常ですが、リメディアルマッサージも同じような原理だと考えていただければ分かりやすいかもしれません。

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リメディアルマッサージのもう一つの側面として、「多様な技術や理論を包摂していること」があげられます(カリキュラムにSHIATSU=指圧が含まれている学校がある等)。セラピストが様々な施術方法や理論を学んでいる背景により、施術方針にも多様性が出ます。
 

リメディアルマッサージ施術には、決まった型は存在しない


前述のようにリメディアルマッサージは、例えば「指圧」のように解りやすく決まったスタイルがありません。

「100人のセラピストがいたら、100通りの施術スタイルがある」、といっても過言ではありません。

故に、一度どこかでリメディアルマッサージを体験したとしたら、それは無数に存在するリメディアルマッサージの施術スタイルのほんの一部であって、もっと違うスタイルの施術もある、全容は広く深い、と認識いただくと誤解がないかと思います。

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リメディアルセラピストの施術スタイルが確立される背景


➡ どこの学校で、何をどれだけ学んだか
 

オーストラリアのマッサージセラピー国家資格教育課程には政府の示す基本的なガイドラインこそありますが、すべての学校のカリキュラムが同じではありません。また、数年でガイドライン/カリキュラムがアップデートされることがあるため、卒業年度によっても受講内容が多少異なります。

学校のカリキュラムは「必修科目(政府の教育省が必修科目として定める科目)」と「選択科目(各学校の特色が反映されるカリキュラム)」で構成されるため、同じ資格を保有しているセラピストでも、卒業する学校や年度により、学んでいる内容に違いが出ます

日本の大学に例えるなら、「経済学の学士資格」は様々な大学で出していますが、大学によって多少のレベルの違いや受講カリキュラムに違いがありますが、オーストラリアのマッサージセラピー資格も同じように捉えていただくとイメージが沸くのではないかと思います。

同じ資格を持っていたとしても、どこの学校で、何をどれだけ学んだか、どのような経験を積んでいるか、等でセラピストの価値観や知識レベル・技術レベルに違いが出ます。 

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オーストラリアの社会的風土:ダイバーシティ&インクルージョンが反映されたセラピー


移民国家であるオーストラリアの社会風土に「ダイバーシティ(=多様性)&インクルージョン(=包摂)」があり、それはリメディアルマッサージにも反映されています。

リメディアルマッサージは、スウェディッシュマッサージ・ディープティシューテクニック・リフレクソロジー・筋膜リリース、モビリゼーション..等、多様な施術テクニック・考え方・視点を包摂しており、「個性を尊重する(セラピストに対しても/クライアントに対しても)」「答えは一つではない」「施術のやり方は多様である」という価値観がベースにあります。

また、リメディアルセラピストの中には、筋骨格へのアプローチだけでなく、心の解放、エナジーワーク、エクササイズ、サウンドセラピー、食生活のアドバイスなど、それぞれが持っている専門知識と組み合わせてトータルケアを行っている方もいます。 セラピストのスタイルは様々ですが、施術のゴールは同じ(=クライアントが心身ともに健康に元気に幸せになること)です。

ゴールへの手段は決まったやり方ではなく、セラピスト自身の得意分野を組み入れながらクリエイティブに施術サービスを提供していくことができます。 こういった多様性と包摂性が、様々な文化・宗教・価値観をもつものが共存するオーストラリアの国を表したようなトリートメントといえる所以です。  

ダイバーシティー インクルージョン イメージ
 

オーストラリアのマッサージセラピー国家資格


オーストラリアのマッサージセラピー国家資格の基本資格が「オーストラリア政府認定マッサージセラピスト=Certificate Ⅳ in Massage Therapy」であり、本資格は当スクールで取得できます(全312時間)。この資格取得コースでは、日本国内法におけるセラピストの職務範囲(リラクゼーション以上、治療未満)の中でクライアントに合わせたオーダーメイド施術を実践できるようにすることを目指しています。オーストラリア政府認定リメディアルセラピスト資格の基礎部分にあたるため、いわばベーシックリメディアルを学ぶコースともいえます。

※オーストラリア国内法においては、リメディアルセラピストは治療的マッサージをすることができます。オーストラリア国内で民間医療保険適用にて治療的マッサージを提供するための資格がリメディアルセラピー国家資格(Diploma of Remedial Massage)=約1~2年間の就学期間(約800時間程度)となります。


【脚注】
[1]フィジオセラピー・オステオパシー・カイロプラクティックの教育課程が4~6年(国や学校により多少異なる)となり、これらの資格はドクター資格またはマスター資格になります。
※アメリカ:オステオパシー=Doctors of Osteopathic Medicine, 理学療法=Doctor of Physical Therapy,カイロプラクティック= Doctors of Chiropractic

▼参考サイト
American Osteopathic Association= https://osteopathic.org/
American Chiropractic Association= https://www.acatoday.org/
American Physical Therapy Association= https://www.apta.org/
 

2022年07月31日 18:00

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